«Jurist», «Paralegal» in Russia
「企業家利益の保護」講義(http://kie.blogsome.com/2009/05/23/p394/)で、特に驚いた点と少し驚いた点。
1 「Юрист ユリスト」とは。以前、ユリストとは、弁護士資格はないが法学教育を受けた者と説明してしまいましたが(http://kie.blogsome.com/2007/04/27/lawyers-in-uzbekistan/)、訂正します。法学教育を受けているか否かは関係なく、とにかく「法的サービスに従事する人」とのことです。もちろん、大半は法学教育を受けていると思いますが、受けていない人もいるそうです。ロシアでは民事の法律事務に従事するにも訴訟を代理するにも弁護士資格(адвокат)が要求されないため、法学教育を受けていないユリストが訴訟に出てきて、相手方代理人が「裁判官、彼は法律を勉強していないからこういう得体の知れない主張をするんですよ」といった言い争いもあるそうです。
ところで、法的サービスの質に問題はないのかと聞いたところ、依頼者が質のいいユリストを選べばいいだけ、とのことで、「今のところ」規制する動きはない、とのことです。
2 「Помощник」とは。英語では「Paralegal」と訳されているようですが、日本人の私が思い浮かべるパラリーガルとは異なるようです。ユリストとの相違が不明ですが、ユリスト見習いのようなもので、後にユリストとして働くそうです。大学院生の中には、大学卒業直後から「ユリスト」として働いている学生もいれば、学生故にフル・タイムでは働けないので「パラリーガル」としてある外資法律事務所で働いている学生もいました。