今回のカザフスタン行きには、ペテルブルグ・モスクワ間はロシアの航空会社「Россия Rossiya (FV)」、モスクワ・カザフスタン間はロシアの航空会社「Трансаэро Transaero (UN)」、カザフスタン内の移動はカザフ航空会社「Эйр Астана Air Astana (KC)」を利用しました。ペテルブルグ→モスクワ(Домодедово Domodedovo)→アスタナ→アルマティ→モスクワ(Шереметьево1, Sheremetivo 1)→ペテルブルグです。

ラッシーヤ航空(FV)は、ペテルブルグに本社を置き、ペテルブルグのプルコボ空港を拠点とする航空会社です。2006年10月に、ペテルブルグ拠点の連邦国家航空企業「プルコボ」(ФГУАП «Пулково»、1932年設立)とモスクワ拠点の国家運輸会社「ラッシーヤ」(ГТК «Россия»、1956年設立)が合併してできました。法人形態は連邦国家単一企業体で、正式名称は「ラッシーヤ国家運輸会社」でしょうか。ロシア語だとФедеральное государственное унитарное предприятие «Государственная транспортная компания «Россия»»、英語だとFederal State Unitary Enterprise «State Transport Company «Russia»»です。「連邦国家単一企業体」は略して「ФГУП」と表記されることもあります。また、「単一企業体」は、所有一元企業や独立採算制企業と訳されることもあり、日本人には馴染みの薄い法人形態です。

ペテルブルグのプルコボ空港を拠点とするだけあって、プルコボ空港の一番端に、ラッシーヤ航空専用の出発・到着ロビーがあります。見つけるのに手間はかかりましたが、混雑が少なく便利でした。

一方、トランスアエロ航空(UN)は、1990年9月に設立されたロシア初の民間航空会社で、現在、国際線を有する飛行機会社としてはロシアでは第二の規模だそうです(一番はアエロフロート航空です)。法人形態は公開型株式会社で、正式名称は「トランスアエロ航空会社」です(Открытые акционерные общества «Aвиационная компания «Трансаэро»»、Joint Stock Company ««Transaero» Airline» )。

ところで、アエロフロート航空(ОАО «Аэрофлот»)はよくロシアの国営航空会社と言われますが、法人形態は通常の公開型株式会社です。会社の株式の51.17%を国が所有しています(2007年待末時点)。

ロシアでは国が絡む会社は、法人形態としては単一企業体又は株式会社として設立され、それぞれ単一企業体法、株式会社法で規制されていますが、最近は、第三の形態である「国家企業(государственная корпорация state corporation)」が増えてきています。設立にあたっては、その地位等を定めた個別の法律が採択されます。これまた国営企業や国策企業と称されることのあるロステクノロジー(Ростехнологии)は、2007年11月に設立された「国家企業」です。なぜ、単一企業や株式会社のほかに、国家企業という形態が重宝されてきているのかについては、またいつか。

トランスアエロ社日本便:http://kie.blogsome.com/2008/09/29/p308/

機内食:http://kie.blogsome.com/2008/09/21/meals-on-board/

プロコヴォ空港:http://kie.blogsome.com/2009/05/28/pulkovo-airport-in-st-petersbourg/