task-自分/法律-дела, neighbours-中央アジア-соседиJune 30, 2008 25:00

中央アジア諸国の法律は似ているのか。17年ほど前までは同じ法制にあったのだから似ていてもおかしくはないのですが、中央アジア諸国の企業法制、担保法制、倒産法制を調べていて、ちょっと引っ掛かったことが二点ありました。

一点目は、未だにCIS諸国の国会間委員会により「モデル法」が策定されていることです。

ソ連邦が崩壊し、各国が独立した直後に、民法といった市場経済に必要な基幹法律についてモデル法が策定されたことは、よく理解できます。しかし、ソ連邦崩壊から15年以上経っても、執行手続のモデル法が成立したり、企業関連のモデル法が改正されたりしています。中央アジア各国におけるモデル法の採用率・参考度ははっきりはわかりませんが、近年も、委員会メンバーでもないウズベキスタンもモデル法を参考にしていたり(モデル法を参考にしたロシア法を参考しているようにも思いますが)、カザフスタン国会があるモデル法の第一草案を起案していたりします。

二点目は、特に中央アジア諸国の法律は似てる似てると外野は指摘していますが、案外、当の本人たちは隣国の法律を意識していないように思える点です。

もう2年も前のことですが、キルギスで倒産法に関するセミナーに参加した時(http://kie.blogsome.com/2006/07/15/)、キルギスの管財人から「ウズベキスタンの倒産法ってどんな法律ですか」と質問を受け、この3月にも来日していたキルギスの司法省職員に「倒産法だって、ウズベキスタンもキルギスも似ているでしょ?」と言われました(私は、ウズベキスタンとキルギスの倒産法は似ていないと思っています)。地続きで、両国とも法令はロシア語でも出されているので、お互いの法律の概要は知っているものだと勝手に思っていたので、少し驚きました。書籍やインターネットが発達しているわけではないので、無理もないと言えば無理もないのですが、タジキスタンでも、法整備を支援しているアメリカ援助団体から、タジキスタンの立法関係者が特に近隣諸国の法律に興味があるわけではない、と聞きました。

特に足並みを揃えるつもりがない中央アジア諸国にとって、モデル法はどのような役割を果たしているのでしょうか。http://kie.blogsome.com/2007/02/19/bankruptcy-law-of-uzbekistan/

something-愛すべきもの-любимое, friends-癒し-друзьяJune 25, 2008 25:00

 

 

 

 

 

楽器を造る工房にお邪魔してきました(1年半もタシュケントに居ましたが初訪問です。)。

案内してくれた方はウズベク民族楽器のドゥタールを習っており、親方や学生さんが木を削ったり弦を張ったりして楽器を造っている横で、親方が完成させたばかりのドゥタールでいろいろな曲を引き続けていました。

ドゥタールは、全て木で造られている楽器です。

動物の皮を張っている楽器は、中国カシュガルのものとのことで、この工房でも年に数回しか作らないとか。写真は、牛の心臓の皮を張っているところです。

「(弾けもしないのに)お土産に買って帰りたい!」と思いましたが、何やら特別な許可が必要とのことで、今回は断念しました。

アジアの弦楽器の音色は、西洋のそれとはまた異なり、哀愁を帯びているというか、自分がアジア人だからなのか何か懐かしいものを感じさせます。

中国の弦楽器:http://kie.blogsome.com/2006/09/17/

something-愛すべきもの-любимое, friends-癒し-друзьяJune 24, 2008 25:00

サマルカンドの友達に会いに行った際に、一緒に、その先のシャフリサーブスにも行ってきました。シャフリサーブスは、ティムールの出身地ですが、特にシャフリサーブスの何が観たかったというわけではなく、シャフリサーブスまでは山を越えるので景色がいいのだろうということと、友達がその街の出身であることと、任期中(昨年10月まで)は私的旅行で行くことが認められていない地域だったことが、タシュケントから日帰りでシャフリサーブスまで行った理由でしょうか。

 

タシュケントからサマルカンドまで安全運転で4時間強、サマルカンドからシャフリサーブスまでは、2時間弱でした。

 

シャフリサーブスへ向かう山道では、途中、泉が湧き出ている場所があり、車を停めて水を浴びる人やペットボトルで水を持ち帰る人がいました。

 

 

 

峠から見えた街はキタKitabで、シャフリサーブスはまだその先にありました。

 

 

 

 

 


シャフリサーブスとは(確か)、「シャフリ」がタジク語で「緑の多い」、「サブス」がウズベク語で「街」を示すとのことでした。

 

シャフリサーブスとサマルカンドを比べると、サマルカンドの方が街に緑が多いと感じましたが、シャフリサーブスまでの道には、木々の多い所もありました。

 

 

 

   

 

シャフリサーブスでは、カフェでお茶をし観覧車に乗りながら、友達の子供時代の話をして帰ってきました。

大阪には、デパートビルに観覧車があり、子供連れの家族は買い物帰りにふらっと乗ると聞いたことがあったので、

友達も、子供の頃、この観覧車に飽きるほど乗ったのではないかと思っていたのですが、放課後も週末も家で家事の手伝いをし外で遊ぶことはあまりなかったとのことで、観覧車にも数回しか乗ったことがなかったそうです。

foods-情熱-блюдаJune 22, 2008 25:00

ちゃんとしたラグマンが食べたくなって再度ウズベキスタンへ、

というわけではなく、タシュケントに残してきた「モノ」の整理のために、彼の地に行ってきました。ウズベキスタンでの仕事終了後、今度はロシアに行くつもりだったので、ロシアから取りに来るつもりでタシュケントに残る友人に資料類や夏服を預けていたのですが、その後判明した事情から、今、引き取りに行かざるを得なくなりました。

タシュケントは、期待していたほどカラッとした乾燥した天候ではなく、日陰でもジンワリと汗ばむ陽気でした。

体調を崩し2日間食事をしなかったのですが、ラグマンだけは食べて帰らなければ、と、デミール・ストアからアミール・ティムール広場に向かう道の脇にあった食堂で、ラグマン(小)、カンポートと果物を。全部で1,000スム(約100円)でした。体調の方は、ラグマンを食べて、風通しのいい工房でドゥタールを聴きながら座っていたら(↑)、回復しました。

やはり、「あそこのラグマンが・・」ということで、翌日、あそこのラグマンを食べに行きました。

あそこのラグマン:http://kie.blogsome.com/2007/03/06/ 看板なくなっていましたが。

task-自分/法律-делаJune 13, 2008 25:00

遂に商業誌で、法整備支援が取り上げられました。法律雑誌Juristの2008年6月15日号「特集 アジアにおける法整備支援と日本の役割」です。多くの関係者が10年以上も法整備支援を続けてきた結果です。昨今、政府内でも「法整備支援」が話題となったり、大学でも法整備支援の講義があったりと、関心が高まっていることが感じられます。

ちょうど、上記特集の記事を執筆された方々や以前現地や国内で活動されていた裁判官等にお会いしましたが、この特集は大きな一歩ではあるものの、これまでの、また、現在の法整備支援全てを語っているわけではない、「支援の視点」という点でも語られていないことが多いとのことで、今後も、様々な場所で媒体で、様々な関係者により、日本の法整備支援が語られるようになることを期待しています。

また、Juristが、この号だけ販売部数が少なかったということにならないことを切に祈っています。

日本の法整備支援:http://kie.blogsome.com/2006/11/18/

法整備支援論: http://kie.blogsomecom/2008/01/12/

現地専門家: http://kie.blogsome.com/2008/03/26/