LLP: Limited Liability Partnership
ロシア語の法律用語を日本語に訳す際、誤解を招かないように注意する必要があることは以前指摘したとおりです(http://kie.blogsome.com/2007/01/15/p126/)。しかし、同一言語でも油断はできません。国によっては、類似概念を異なる用語で表現する場合があり、逆に、同一の用語が異なる概念を意味することがあるからです。
株式という形ではなく、資本の一部を出して一定の持分を保有し、出資者はその持分の範囲で責任を負う会社の形態(仮に、有限責任会社とします。)がロシアにもカザフスタンにもウズベキスタンにもあります。微妙に名前が異なり、ロシア(ウズベキスタン)では、Общества с ограничным ответственностью (ООО)、カザフスタンでは、Товарищенство с ограничным ответственностью (ТОО)とされています。ロシア(ウズベキスタン)では、株式会社・有限責任会社には「общеставо」を、合資会社や合名会社には「товарищенство」をあてており、物的会社・人的会社で、言葉を使いわけているのかと思っていましたが、カザフスタンでは、有限責任会社にも後者の「товарищенство」をあてています。もっとも、日本も、新法においては、株式会社とそれ以外の持分会社(合資会社、合名会社、合同会社)と分類していますし、法人形態の会社であることには確かなので、ロシア語は異なるものの、ロシア(ウズベキスタン等)のOOO、カザフスタンのTOOは、「有限責任会社」とでも訳しています。ここまでは、良かったのですが、問題は、カザフスタンの有限責任会社が、「товарищетснво」故に、頻繁にLimited Liability Partnership (LLP)という英語標記で言及されることです。
最近、日本でもLLP(有限責任組合、英語標記での言及が多い)というものが流行っているようですが、これは組合であり、法人形態の会社ではないので、法人格の有無を強調すれば、カザフスタンのLLPとは別物です。では、どちらかの訳語が間違っているのか、といえばそうとも言い切れないようです。英語を公的言語とするアメリカとイギリスでは、この「Limited Liability Partnership」の意味する形態が異なっているからです。荒くいえば、アメリカのLLPは法人格のない組合の一種で、イギリスのLLPは法人格を有する会社の一種であり、日本のLLPはアメリカLLPに、カザフスタンのLLPはイギリスLLPに近いと考えられます。従って、日本の有限責任の組合をLLPと訳しても、カザフスタンの有限責任の法人会社をLLPと訳しても間違いではないのですが、「Partnershipは組合」と思っていた私が、カザフスタンの企業形態データ「Joint Stock Company 4,029、Limited Liability Partnership 171,569」を見て驚いたのも無理ないかなと。
中央アジア諸国の株式会社法、有限責任会社法の和訳:http://kie.blogsome.com/2009/03/19/


タシュケントには150人程度の日本人が住んでいるそうです。


タシュケントから北東に車で1時間半ほど走ると山の中にある湖Charvak(Chorvoq)に着きます。


休暇をとって、とある美術館に行ってきました。
ボルシチと並ぶ、地元カフェの定番メニューОкрошкаアクローシュカ。キースライ・マラコーをベースとした冷製スープです。


















レストラン「キャラバン」の横です。コックは、日本大使館の食堂で働いていたウズベク人だそうです。言うまでもなくお値段は高めで、それ故、お客で込み合うこともなく、落ち着いて話しをしたい時に適しています。ここで出てくるお米は、「NISHIKI」とのこと。 


テルメズまでの国内線の搭乗手続をする際、小さい飛行機だから大きい荷物は詰めないとスーツケースの預け入れを拒否され、手荷物として持っていくよう言われました。当初、小さい飛行機だから大きい荷物を手荷物で持っていかねばならない、ということが理解できませんでしたが、飛行機を見て納得しました。飛行機は、プロペラ機ではありませんでしたが、32人乗りの乗り合いバスに羽が生えたような飛行機で、人も荷物も、後方から8段ほどの階段で入れ、客席の後ろが荷物置場になっていました。つまり、荷物を運ぶ人が、大きいスーツケースを持って狭い階段を登りたくないということでした。 



ここにはハチャプリを食べによく来ます。


