task-自分/法律-делаJanuary 31, 2007 25:00

聖書教会が、13年前から、聖書をウズベク語に翻訳するプロジェクトを行っています。当初、13年間で翻訳・出版を予定していましたが、まだ、翻訳が完了していないそうです。ウズベク語聖書の作成に従事され、この1月に13年間の任期を終え帰国された日本人の方によれば、聖書をある言語に翻訳するには、最低でも10年はかかり、真の聖書とするならば、17年はかかるそうです。日本語聖書といえば、旧約・新約合わせて、一冊の本に収まっているので(本来は旧約39巻、新約26巻で66巻と数えるそうです)、翻訳に10年もかけていることに少し驚きましたが、「翻訳」の作業・過程を伺い納得しました。

聖書は、一見シンプルに書かれているようですが、様々な解釈が可能な箇所があり、翻訳に際し、ウズベキスタンの文化や風習を前提に、どの解釈がウズベキスタンではふさわしいのか、受け入れられるのか、又は、そもそも、その解釈を翻訳すべきなのか、それとも、註として記載するのかといったことを検討する必要があるそうです。また、聖書をウズベク語に翻訳する目的が、ウズベキスタンの人に広く聖書を読んでもらうことなので、一部の知識人や限られた人だけではなく、一般の人にも理解できるように、翻訳を熟考するとのことです。したがって、これらのために、ウズベク語はもちろん、ウズベキスタンやウズベク民族の歴史・文化全てを深く理解しなければならず、これだけでも最低3年は必要となるそうです。この話を聞きながら、倒産法の注釈書を出版する自分のプロジェクトが頭に浮かびました。プロジェクトは、ウズ倒産法注釈書を翻訳して日本語版を作成するものではなく、そもそもの注釈書を作成するものなので、ウズベク語聖書の作成とは少し異なりますが、ウズベキスタンというものを理解する必要性に共感したからです。倒産法の注釈を検討するにつき、原文の倒産法だけではなく、民法、担保法、会社法といった関連法令、ロシアを含めたCIS諸国の法令、これらに関連する社会通念までも検討しなければならず、検討しきるには、数年が必要と言っても過言ではないように思います。もっとも、その必要性を感じ自分の勉強不足を反省しながらも、任期13年でウズベキスタンで法整備に従事しませんかと言われたら、引き受けなかっただろうなあと思いました。

nothing-大切なもの-ничегоJanuary 28, 2007 25:00

最近、春めいた天候が続いています。

夜はマイナスになることもあるようですが、日中は10度以上になるようです。

ウズベクの人に言わせると、今年は冬が来るのが早かったから、春も早く来たのだとか。

写真は、家の窓からの景色です。

foods-情熱-блюдаJanuary 27, 2007 25:00

こちらも、最近はまっている食べ物で、羊肉とお米をブドウの葉で包み、蒸したДолмаドルマです。写真の物は、自分で作ったわけではありません。近所のミニマーケットで、冷凍で売っていたもの蒸してみました。どこのブドウの葉を使っているのか気にならなくもないですが、あまり深く考えないようにしています。食堂では、スメタナ等のソースが一緒に出てきますが、ブドウの葉の独特の香と羊肉だけでも十分いい味です。

最近のお気に入り:http://kie.blogsome.com/2007/01/15/soba/

foods-情熱-блюдаJanuary 22, 2007 25:00

ウズベキスタンないし中央アジア周辺で、この食べ物、この郷土料理は美味しい、この食べ物は(美味しいわけではないけど)ちょっと特徴的といった情報を求めています。地方にいる方、旅行をされた方、宜しくお願いします。

昨年4月にウズベキスタンに来てから、大阪(法務省周辺)・ビシュケク(JICA周辺)を除いて、一番の遠出は12月に行った車で45分程の街Piskentです。どこかもっと遠くに行かねばと焦る一方で、時間も限られているのでどこから行こうか迷っていたところ、先般、カラカルパキスタンでは、牛乳から煮出した紅茶が一般的という話を聞き、食を基準にすればいいと思いつきました。とりあえず、時間ができたら紅茶を飲みに行ってみようと思います。また、プロフは地方や国によって味が違うというので、それも確かめに行ってみたいとも考えています。

discovery-現地事情 -знакомствоJanuary 21, 2007 25:00

以前、1月9日に大統領任期が満了すると書きましたが、訂正します。明日1月22日が任期満了日のようです。2000年1月9日の大統領選において現大統領が再選され、同月22日に、就任の宣誓が行われ大統領が就任したからです(憲法92条によれば、宣誓の時から大統領職に就任するので、22日に任期満了とは初日不算入ということでしょうか。)。明日で任期が満了となると、次は誰が大統領になるのかが問題となります。大統領選挙に関する法律によれば、任期満了の3ヶ月前までに選挙の日程が決められなければならず(8条)、国民投票の結果・国家機関の主要原則に関する「憲法的法律」によれば、任期終了の年の12月第三期(21日以降)の第一日曜日(2007年12月23日)に選挙が行われるとされています(3条)が、次期大統領選挙については公式には何ら発表されていません。

ちなみに、選挙結果から2ヶ月以内に次期大統領の宣誓が行われればいいので(選挙法38条)、現大統領は、2008年2月まで、実質8年間、大統領職を務めることが可能です。2002年1月27日に、国民投票により憲法が改正されて大統領任期が5年から7年に延長され、それを受けて、同年4月4日、上記の「憲法的法律」が制定され、大統領の8年の任期を保証したようです。

ところで、ウズベキスタンでこの手のニュースをインターネットでみるには一工夫必要です。「次の大統領選はいつか」とか「次の大統領選について、憲法裁判所は沈黙(上記憲法的法律による選挙日程が合法であるか、実質7年以上の大統領任期を許すのは違憲ではないかといった点につき、憲法裁判所に申立てがあり、憲法裁判所は10日以内に回答しなければならないところ、していないというもの)」といった見出しのニュースについては、まともにクリックしても出てきません。ただ、結局は、閲覧できるので、詰めの甘さを感じます。

discovery-現地事情 -знакомствоJanuary 19, 2007 25:00

来月には、倒産法注釈書(ロシア語版)を印刷にまわします。3月には、出来上がるはずです。この印刷に対して、ウズベキスタン側関係者は、これまでにない高い関心を示しています。ウズベキスタンでは、無償配布にしろ有償配布にしろ、本を印刷して出版するということは、大変お金がかかります。そのためか、あまり本がありません。法律の本は、ロシアで発刊された「ロシア法」の本がほとんどであり、その輸入数も少なく、また、輸入本なので、10,000スム(ランチ5回分以上)前後します。したがって、本屋というものもあまり発展していません。タシュケントには、建造物(固定された屋根と壁に囲まれた部屋)の中にある本屋は、数件しかないそうです。私が行くのは、タシュケント法科大学の一画にある5メートル四方ほどの本屋と、ロシアで発刊された本ばかりを置いているКнижный Мирです。地元の人に本を買いたいので本屋を教えてくれと尋ねると、写真のような場所を教えてくれます。

キルギス共和国の首都ビシュケクでは、РАРИТЕТラリテットという出版会社が本屋を2店舗だしており、どちらも2階フロアがあり、本の種類毎に小部屋が設けられていました。ロシアからの輸入本はもちろん豊富で法律本は6ドル程度でしたが、РАРИТЕТによるものを含むキルギスで出版された本類も目につき、本屋でウズベキスタンとキルギスの相違を痛感しました。

プロジェクトでは、倒産法注釈書を広く知ってもらうために本屋での有償販売を考えましたが実現できず、どこかの出版社が興味を示して有償出版を名乗り出てくれないかという期待がある反面、このような場所での販売で広く知ってもらえるのだろうかという思いもあります。タシュケントの「本屋」ですら、写真のとおりなので、地方の「本屋」となると推して知るべし。

foods-情熱-блюдаJanuary 15, 2007 25:00

バザールでは、様々な穀類・豆類が売られていますが、最近、はまっているのは蕎麦の実です。近所のミラバット・バザールでは1キロ1300スム(約130円)でした。塩を少し加えて炊き上げます。仕上げに少しバターを合わせるときもあります。このような蕎麦の実は一般的ですが、麺のソバはありません。

最近のお気に入り:http://kie.blogsome.com/2007/01/27/my-favorite-dolma/

task-自分/法律-дела 25:00

よく「ウズベキスタンの破産法のプロジェクトですか」と言われることがありますが、それには、「いえ、倒産法です」と応えています。別に、破産法と倒産法という別個の法律が存在するわけではなく、プロジェクトでは、「倒産法」と訳しているからです。ロシア語では、Закон о Банкротстве(「Банкротство に関する法律」)です。Банкротство は、英語のBankruptcy から来た外来語と思われ、そもそもBankruptcyをどう訳すかにも関連するのかもしれません。日本語の破産と倒産とは厳密に使い分けられていないように思われますが、プロジェクトで「破産法」ではなく「倒産法」としているには、理由があります。「破産法」と訳すと、どうしても、日本の破産法を連想してしまい、日本の制度と似たようなものだと考えたり、ウズベキスタンにも破産法の他に、会社更生法といった再建型手続の法律があるのかと考えたりしそうですが、ウズベキスタンでは、Закон о Банкротствеが、清算型も再建型も規定しており、アメリカのBankruptcy Code、イギリスのInsolvency Actと同様の構成になっています(手続内容が同様というわけではなく)。このような誤解を招かないように、あえて「破産法」という訳語を選びませんでした。法律用語の訳についても同様の問題があり、当初は、法律文書らしい翻訳にするために、類似の日本語の法律用語をあてるようにしていましたが、そのために、ある概念についてウズベク側と日本側の理解が一致せず、かみ合わない議論を続けたこともあったので、現在は、意味や制度が少しでも異なる場合、類似制度の日本語をあてないようにしています。では、どのような訳をあてるかなのですが、それは、直訳するしかなく、意味については、ロシア語法律用語辞典なり(日露法律辞書ではなく)、関連法令内の定義なりを参照して、制度全体から理解するしかないように思います。

ちなみに、ロシア語を公的言語としている国のこの手の法律をみると、ロシアではЗакон о Несостоятельности (Банкротстве)、キルギスタンではо Банкротстве (Несостоятельности)、ウズベキスタンとカザフスタンでは о Банкротствеです。微妙に名称が異なるので何か理由があるのかと思いましたが、ロシア法とキルギス法では、Несостоятельности とБанкротствеが同義とされ、それ故、並列されているようで、一方、カザフ法では、Несостоятельности とБанкротствеは別の定義を与えられており、それ故、並列されていないのかなとも思いました。ウズベク法はというと、同義です。

ロシア、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、ウズベキスタンの倒産法和訳:http://kie.blogsome.com/2009/03/19/

discovery-現地事情 -знакомствоJanuary 9, 2007 25:00

1月9日で、大統領の任期が満了しました。が、私にとっては、毎週火曜に発刊される税務新聞・法務新聞が配達されなかった以外は、特に何もなかったように記憶しています。職場でもこの話題は出なかったと思います。インターネットの大統領プレスにも政府サイトにも、任期満了については何も言及されていません(任期満了に触れているフェルガナ・ニュースなどにはアクセスできませんでした。)。次期大統領選任の選挙もまだ行われていません。次期大統領選は、今年の夏だとも、大統領の娘が立候補資格を有する35歳になる今年の12月だとも言われています(2007年12月23日とも)。次期大統領が就任するまで、大統領職は、前大統領が勤めるそうです。

訂正:http://kie.blogsome.com/2007/01/21/time-out-2/

holidays-お祝い-праздникиJanuary 7, 2007 25:00

ロシア正教では、キリストは1月7日に生まれたとされているそうです。ロシア正教徒ではないのですが、7日の昼間に近所のロシア正教の教会に行ってきました。聖歌隊の歌を聴いたり司祭さんを観たりできると思っていたのですが、教会ではミサはやっておらず、信者の方々がやってきては、蝋燭を灯し、お祈りをして帰っていくというものでした。信者の方は、敷地に入る時、出る時、そして、教会の建物に入る時、建物から出る時に、立ち止まって十字をきっていました。ロシア正教の建物内では、女性信者はスカーフか帽子で頭を隠すようなので、私もスカーフで頭を覆い、ただ、信者ではないので十字をきったりお祈りをしたりはせずに、小さい教会内で蝋燭を買い求める人やイコンの前にたたずむ人を見て帰ってきました。ちなみに、クリスマス・ミサは、前日の6日の深夜から、つまり、7日0時からあったそうです。

 

 

昔、聖書の話を毎朝聞くという生活を6年間したことがあり、自分なりに宗教の意義は理解したのですが、自身が信者になることはありませんでした。イスラムの国(と思っていた)ウズベキスタンに初めて来た2005年の、ちょうど9月11日の前日、ウズベク人に「神を信じますか。」と聞かれて、一瞬、答えに窮し(かつ周囲を確認し)てしまいましたが、今は、堂々と、どの宗教も信じていませんと応えています。このように応えると、意外にも、「私も」という反応が返ってくることがあり、親近感がわきます。

foods-情熱-блюдаJanuary 3, 2007 25:00

クルバン・ハイートでウズベク人のお宅にお邪魔した際に知ったことですが、これは手で食べるそうです。

Нарын ナリン: 馬肉パスタ。具は馬肉(казы カーズィ)のみです。

Naryn is pasta with the horse-meat.

 

 

クルバン・ハイート:http://kie.blogsome.com/2006/12/30/kurban-hait/

foods-情熱-блюда 25:00

ウズベク料理は大体どれも脂っこいのですが、それでも、この脂っこさは際立っていました。

Ханум ハヌム:マンティの皮と脂のミルフィーユ。

肉や野菜を挟むものもあるようで、写真のハヌムもお米を挟んでいるようですが、味はマンティの皮と脂でした。

Khanum is kind of lasagna.

foods-情熱-блюда, soup-まずスープ-суп 25:00

餃子系(?)の料理として、МантыマンティとПельмениペリメニがあります。以下は全くの私見です(食べることが専門なので作り方の相異は考慮にいれていません。)。マンティは中央アジア版饅頭(マントウ)です。中央アジア版ペリメニとの説明もありましたが。中身は肉やカボチャで、食堂で頼むとカッテージチーズのソースがかかって出てくることが多いです。

 

 

ペリメニはロシア風餃子と言われることもありますが、どこかの辞典では、元はオーストリア料理とありました。真偽の程はよくわかりませんか、ロシア料理屋には必ずあります。ペリメニといえば、私にとっては、心強い冷凍食品です。ポテト入り、チーズ入り、羊肉入り等が売っています。さっと茹でて醤油でいただきます。一袋、1000スムから2000スム。

 

 

マンティやペリメニと同系統の料理に、Чучвараチュチュバラ(大きい写真。ウズベク風ペリメニ・スープ。しかし、ただのペリメニとの違いは不明です。)、Хинкалиヒンカリ(小さい写真。グルジア風マンティ。皮が厚いです。)があります。キルギスには、Гошкийдаゴシュキーダというものもあるそうですが、まだ、見たことも試したこともありません。

CIS餃子系料理:http://kie.blogsome.com/2009/04/16/

holidays-お祝い-праздникиJanuary 1, 2007 25:00

2007年になる5分ほど前に家のテレビを点けてみました。家で観ることのできるテレビ・チャンネルは、「Узбекистон ウズベキストン」、「Ёшлар ヨシュラール」、「Тошкент トシュケント」の3チャンネルです。9割以上がウズベク語で放送され、更に、テレビが不調なため画像の乱れがひどく、普段、テレビは観ていません。

大晦日にはそれなりの番組がやっていたのかもしれませんが、私がテレビを点けた時には、3チャンネルとも、女性が早口で何かを読み上げていました(左の写真)。原稿は、大統領のスピーチのようで、社会保障だとか、中小企業の発展だとかが謳われ、もしかしたら、12月上旬に出た大統領演説そのものか、演説をアレンジしたものだったのかもしれません。2007年になると、テレビではウズベキスタン国歌(多分)をBGMに、ウズベキスタンの宣伝のようなものが流され、家の前や遠くの方では、花火が打ち上げられていました。1日は一日中雪が降っていました。